私の宝物 海底博物館 





NO-36 水中銃 


このさい、良し悪しの議論をするのはやめておこう。15年以上も昔の話になるが、ダイバーのほとんどが魚つきだった時代がある。水中銃を各機材メーカーで製造していたくらいだ。日本、アメリカ、イタリア製が多く、この銃もMADE,IN TOKYOの刻印がかすかに残っている。そのごろダイバーの間では、モリを5本打ち込んでやっとしとめたモロコを、2日がかりで引き上げた話や、獲った魚が大き過ぎて、冷蔵庫に入りきらず奥さんと四苦八苦していたなんていう話が、ごろごろしていたもので。また、魚つきの祭典「ブルーオリンピック」なるものが日本でも開催されたことがある。しかし時代は変わってゆく。我々は水中写真に燃えることにしよう。



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