私の宝物 海底博物館 






NO-21 トリプルタンク (軍用高圧ボンベ使用)



ダブルタンクにさえめったにお目にかかれない今日このごろである。ましてトリプルタンクともなれば、その存在すらしらなくてもあたりまえだ。写真のトリプルタンクに関して言えば、米軍払い下げの高圧ボンベを3本組み合わせて、バルブを取り付けた手造りもの。救命用のおおかがゴムボートを瞬時に膨らませるための軍用高圧ボンベというから、ボンベそのものは、第二次世界大戦中に作られたものだろう。それが千号の闇市にでも出回り、スクーバ用の高圧ボンベを探していた人の目にとまったに違いない。こうした機材を見ると、混乱の中にあっても、常に夢を描いてチャレンジしていた”時代のぱわー”のようなものを感じてしまう。



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