Antique Scuba Gear



Wetsuit

ウエットスーツは独立気泡性のネオプレン(クロロプレン・ゴム)よりできています。ネオプレンは内の独立気泡が保温効果をもっています、ネオプレン自体は水を通しませんがウエットスーツの首すじや、手首、足首から皮膚とスーツの間にじわじわと水が入ってきます。最初は少し冷たいのですが、すぐに体温で暖められその後はスーツの中にへは冷水が入りにくくなるためダイバーは温かい状態でいることができるのです。

60’〜70’はウエットスーツと言えば黒の両面スキン生地がほとんどでした、やがて片面に型押しをしたシャークスキン・タートルスキン、また片面にナイロンジェージを張った片面ジャージや両面ジャージが作られました。ジャージを張ると冷水がジャージをしみてくることや水ら上がった時に水切れが悪く寒いこともありました。生地の色も強度のためにカーボンを入れた黒が多かったのですが、やがて赤・黄色の生地が作られ、カラフルなウエットスーツが登場することになります。生地の厚みも2mm〜10mmまでありますがウエットスーツとしては3mm、5mm、6.5mmなどが多く作られます。ウエットスーツの形もツーピース(ズボン+ジャケット)、ワンピース、フードベストなどがあります。ジェケットで特徴的な部分にビーバーテールと言う又がけが付いています、最近ではお洒落ではないと付けない人も多いみたいですが、ウエットスーツは体に合ったツールでないと保温性が悪く着た場合は体にフィットさせズレないためにもビーバーテールは必要です。

ウエットスーツなネオプレンないの独立気泡により保温されているのです。気泡ですので深い水中では気泡はつぶされ浮力と保温力が下がります。また古くなったネオプレンは内部で気泡がつぶれ浮力と保温力は下がります。使った回数で劣化するのではありません「ウエットスーツは生きているんですよ。」私たちを守ってくれるウエットスーツは3〜4年で新しく作りましょう。


Antique Scubaで使用しているスーツは60'のスタイルをオーダーして作っています。
 60'時代のスタンダードスーツ




赤色のネオプレーン Wetsuits 黄色のネオプレーンに黒のストライブを入スーツ U.S.Divers製 スーツ




ウエットスーツはネオプレンゴム内の独立発砲(小さく空気の泡を含む5mmのゴム)で出来ているため着用すると浮力がつきます。潜水する為には浮力を消すためにウエイトを着けて浮力を消します。潜水して水深が深くなるとウエットスーツ内の泡は押しつぶされ浮力が少なくなります。BCが実用化される以前は潜水目的深度に合わせてウエイト量を調整します、この状態で水面では浮力がある為に潜行時はジャックナイフなどで勢いよく潜行しました水中ではフィンキックによるバランスコントロールが必要なため、泳力が必要でした。

バックルも欧州では引っ掛けるタイプのバック(写真中央)が使われていました。その後ワンタッチ式のバックが主流になります。

装着準備 バックルを固定




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