Antique Scuba Gear
アクアラング(Antique Scuba器材)の取扱い
3.アクアラングの取扱い、トレーニング 60’のScuba機器はアクアラングの名前で広く使われていた。現代のScuba機器と基本的には換わっていたないが、各々の機器には各々の使用方法がありました。この章では60’の機器の取扱いや機器のトレーニングを説明しています。 | |||
(1) タンク・ハーネス・レギュレータの装着 60'にはBCはありません、タンクはハーネスに付けて背負います。ダブルホースレギュレータは、輪の形をしているのでタンクを背負う場合はタンクブロックを正面から頭の上を通して背中へ背負う方法もありました。(力のある男性向きですね) ダブルホースレギュレータはタンクヘッドにレギュレータ部が付く為、ダイバーが上を向いた時に後頭部がぶつからないよう、予め位置調整をしておく必要があります。 | |||
(2) レギュレータの使用方法 ダブルホースレギュレータは水圧に応じた呼吸圧の空気を作る部分がタンク接合部にあります。このダイアフラムとダイバーが吸うマウスピースの位置に差があることにより、使用方法にも特長があります。 ダブルホースレギュレータのマウスピースに水が入った場合はクリア・リカバーをしなくてはなりません。 ダブルホースレギュレータは構造上、右側のホースを通って空気が供給されます、排気は左側ホースを流れて後ろから排出されます。 マウスピースの左右ホース接続部には弁が付いていて一方通行を作っています。 マウスピース内の水は息を吐くと左側ホースに吐き出されます、息を吸えば右側ホースから空気が供給されます。 ホース内の水は左側を下にして1回転すると外へ排出されます。 ※ ダブルホースレギュレータを使うにあたっては、ダイアフラムの位置とマウスピースの位置関係を知っておくと簡単に扱えます。 ダイバーが立ち泳ぎの状態ではダイアフラムの位置とダイバーの肺の位置に差が少ない為、呼吸抵抗は少ない状態です。ダイバーが水平遊泳の状態ではダイアフラムの位置とダイバーの肺の位置に差がある為、ダイバーは多少呼吸抵抗を感じ「吸う」を意識しないと吸えません。(気にするほどではない) ダイバーが仰向けの状態ではダイアフラムの位置とダイバーの肺の位置にが逆転する為、空気がマウスピースより吹き出ます。 |
|||
水中ではダブルホースレギュレータのダイアフラム部分よりマウスピースが上にあるとマウスピースより空気が吹き出します。またダイアフラムより下にある場合は空気は出ません。ウスピースを外した場合は、外したマウスピースを自分の目の位置まで上げると空気がフローします、その後咥えれば問題なくリカバーできるのです。 ダブルホースレギュレータの使い方をマスターすれば、ダブルホースレギュレータを使った、バディブリージングもできるのです。 |
|||
(3) マスククリア・遊泳 マスククリア容量が大きいので落ち着いてクリアします。 遊泳は適正ウエイトとフィンキックで泳ぎます (ダイビングのトレーニングは立ち泳ぎから〜、そんな時代でした) |
|||
(4) アクアラングの脱・着 ■ アクアラングをはずして浮上する。 01 予備のベルトを用意して水底に置く。 02 ダイバーは水底に腰をおろす。 03 予備のウエイトを両脚おお上に置き、体を安定させる。 04 バンクのバックルをはずる。 05 タンクを頭の上に持ち上げる。 06 タンクを前へ持ってくる。 07 ベルトを腕からはずして、タンクを両脚の間へ。 08 予備のウエイトをタンクと両脚のへ。 09 マスクをはずす。 10 マスクを側において呼吸を整える。 11 両脚をウエイトベルトから抜く。 12 安全に脚を抜いて、タンクと向かい合う。 13 マウスピースをはずして、タンクの下へ挟む。 14 息を吐きながらゆっくりすいめん。 |
|||
|
|||
■ 水中でアクアラングを着ける 01 方向を定めて潜る 02 レギュレータのマウスピースをくわえ呼吸をはじめる。 03 姿勢をおこして両脚をタンクの両側へ。 04 両脚とタンクの上にウエイトをのせ、姿勢を安定させる。 05 マスクを拾う。 06 呼吸と整えてマスクをつける。 07 マスククリアをする。 08 タンクの上からウエイトをはずす。 09 ベルトを両腕に通して、タンクを持ち上げる。 10 タンクを頭の上へ。 11 ベルトを肩へ回しながら、タンクを背中へ。 12 タンクを後方へ落とす。 13 ハーネスベルトを胴へまわしてバックルを締める。 14 両脚からウエイトをはずして。OK |
|||