Antique Scuba Repair


ダブルホースレギュレターの分解・洗浄・清掃・部品交換・組み立て・調整


分解 : 部品が1つ1つになるまで分解します、分解には専用工具が必要な場合もあります。
工具 : U.S.Divers製品はインチで作られているっため、六角レンチ1つでも探しまわりました。 
洗浄 : 本来は希塩酸などで塩・錆びを洗い流すのですが、酸は部品に残ると酸性ガス(猛毒)
      の原因となるため、入れ歯洗浄液に10分漬けその後20分かけて歯ブラシで洗いました。
清掃 : 部品1つ1つの水洗いの後、水分を拭き取ります、複雑な形状の部品はエアをつかって
      吹き飛ばし乾燥、クロスなので磨き込みます。
最も重要な部分は 高圧ノズル部のクラウン
     と高圧シート、中圧エリアのクラウンと中圧シート 傷つけないように丁寧に磨きます。
部品 : 調達が大変です、海外のサイトより取り寄せたり、サイズ的に合うものをショップで探して
      もらいなんとか交換部品を調達しました。
交換 : 交換部品の調達できる物は良いのですが、手に入らない場合は既存の部品を
      再利用します。

      ■無条件交換
      1.高圧用のバランスダイアフラム
      2.中圧用のシート
      3.Cリング
      4.フィルター
      5.ロックナット
      ■見極め判断
      1.高圧シート(本当は交換したいのですが入手不可能のケースが多い)
      2.逆止弁
      3.マウスピース部分の弁x2
      4.スプリング(錆びが出ている場合)
組立 : 部品にシリコングリスを塗り、1つ1つ丁寧に組み合わせます。稼動部分は
      特に丁寧にシリコングリスをぬります。
      (注意・シリコングリスはレギュレター専用を使います、カメラ用は毒性がある場合があります)  
   
調整 : 中圧調整(チェッキングゲージを使用)、吸気調整を行います。



部品の洗浄

洗浄の拭き取り

部品磨き(複雑な部分の水はエアで吹き飛ばす)

シリコングリスを塗って組み立て

1次高圧部分の組み立て

1次減圧用ピンの設置(中圧制御ピン)

高圧部分の締め込み(中圧調整)

中圧測定(チェッキングゲージ)

2次減圧部分の組み立て

ダイアフラムの接続

排気部分の裏側

逆止弁
 
排気部分部の完成

AquaMasterボディの完成

ホース用In/Exバルブの組み立て

マウスピースへIN/EXバルブの取り付け

ホース部分の完成

レギュレター完成・動作確認


綺麗になったレギュレターは絶好調です。

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