Antique Scuba Books
■ プーチャーチンの錨 国際ダイビングスルール協会会長の望月 昇 様の書かれた プーチャーチンの錨です。ロシアより日露和親条約の為に日本に来て難破した「ディアナ号」の錨を探し、発見 そして引き上げるまでのダイバーのロマンを書いた本です。 ロシア皇帝ニコライ一世の命で日露和親条約の為に来航したプーチャーチン中将の乗る戦艦ティアナ号は下田停泊中に安政の大地震に遭遇し、その後富士川河口で沈んでしまう。この時ロシアより日本に献上するための飾り錨をも船と一緒に沈んでしまう。ディアナ号の乗組員500人は戸田村でスクーナーを建造しそれに乗って帰国する。 この 錨を探し、見つけ 引き上げるまでの実話を書かれたものです。 |
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■ダイバー列伝 (青土社) 私立ちの先駆者が何を考え何を行動してきたのかとてもよく書かれています、先駆者たちが危険と引き換えに得た知識で今日、私立ちは快適なダイビングを行えるのです。私はこの本を読み、安全と潜りについて深く考えさせられました。 安全志向の強い今日、ルールブックはウエイトベルトよりも重たい。しかし、潜水の先駆者たちは規則にはまったく無頓着だった。彼等は発見の喜びのため命までの危険にさらした異端者であり、エネルギッシュかつ並外れた幻視者だった。スピアフィッシングとして始めた者もいる。生物学者、ジャーナリスト、あるいは珊瑚や沈没した船の宝物目当てで始めた者もいる。しかし、彼等はいずれも海底では等しく苦闘を強いられた。 本書はこの並外れた幻視者たちの物語である。(まえがき より) |
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■潜水の世界 (池田知純・著) スクーバダイビングに関する本は多く出版されていますが潜水はスクーバ以外に、素もぐり・ヘルメット、飽和潜水があります、スクーバは潜水の1部であり深く・長くの職業潜水の割合が圧倒的に多い。 しかしスポーツ・職業関係なく潜水は帰還することが重要であるには変わらない。この本をよんで潜水の意味が少しわかりました。 人はどこまで深く・長く潜れるだろうか?今までの実験から701mと答えることにしているが、どのような方法で潜るかによってその値は大きく異なる。もちろん、人が潜ると言うことは後遺症も無く安全に大気圧に戻ってくることを意味する。そのためには、水の中でどうやって呼吸するか、水圧や水の冷たさにどう立ち向かうか、緊急時にはどのような対処をすべきか、などを考えておかなくてはならない。当然、多くの人々の長い時間をかけた努力があってこそ、今の潜水がある。 筆者(はじめに)より抜粋 |
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■潜水医学入門(池田知純・著) 先日、ある先生にお会いして雑談をしていると、「君はハードウエアに(ダイビング機材)に夢中だね!」ソフトウエアにも目を向けたらいかがですか?と本を紹介いただきました。 人は大気圧(1気圧)で生活している、30cmと言えども水中に入ればそこは別世界。水中での人の体への影響・対処が良くわかります。何気なく使っていたDiveTableの意味が解った気がします。 海の中では自分自身しか頼れるものはありません。困難な場面に直面しても救急車がきてくれるわけではないのです。したがって、潜水を安全におこなうために基本的な潜水医学の知識を身に付けることが要求されますが。残念ながらダイバーにとって読みやすく有用なこの種の本が極めて少ないのが原状です。このようなことから、本書を書くことにしました。 筆者(はじめに)より抜粋 |