Diving_gear

01-01 Mistral LaSpirotechnique  (1955)

B01_01このMistralレギュレータには”La Spirotechique”・”Cousteau_Gagnan”の文字が刻まれている、ラ・スピロテクニック社(仏)はアクアラングの開発者クストーとガニアンによって設立された会社である。このMistralは私が生まれる前に製造されたもので、私が譲り受けた時にはほこりまみれで退役していた、しかし消耗品の交換とクリーニングを行うと機能を取り戻し今でも使用に耐える。 レギュレータにはかわいそうだが、当時のダイバーに心を伝えるためにまだまだ現役でいてほしい。

 

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01-02 Mistral  U.S DIVERS   (2008)

01-02-011970年以降は製造が無くなったダブルホースレギュレータ、40年この2008年にダブルホースレギュレータを復刻させようと作ったのがMistralである。ダイビング器材のトップブランドAaualang社だから作れた記念モデルである。 ベースはTAITANレギュレータを使いリブリーザー用のダブルホースを使って組み上げられている。全世界で1000セット日本に200セットの限定版レギュレータである。私の手元には50年を経て新・旧2台のMistralが現役でいる。

 

01-02-05こうして50年を隔てて 新・旧の名器が使える状態である事も珍しい。

左: Mistral 2008

右: Mistral 1955

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■01-03 DA-aqua-master U.S.DIVERS

01-03-01ダブルホースレギュレータで最も有名なレギュレータである。J.Y.クストー氏によって開発された初代レギュレータMistral(前項01-01)では1段減圧方式であったがaqua-masterでは改良され2段減圧方式(アンバランスダイアフラム)となつた。1段目で中圧を作りスムースな呼吸を確保している。2段目に中圧ポートが用意さている、このポートはフーカー用の外部からの吸気ホースを接続するポートとして使われ、海洋工事の現場で活躍していた。高圧ダイアフラムなどは現在のレギュレータと共通化されえ部品交換することでバリバリの現役レギュレータである

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■01-04  SNARKⅢ SILVER Nemrod

01-04-01ヨーロピアンレギュレータの1つ、スペインNemrod社製のダブルホースである。このレギュレータはその容姿から「地中海の真珠」と呼ばれている。ぐる りと回るホースが美しくこの呼び名が付いた事がよくわかる。90年台まで製造されていた事もあり高圧ポートが準備されて残圧計を取り付ける事ができる中圧 ポートも2つありBC・オクトパスなども十分に使える実用的なレギュレータである。少し重いのが残念であるが今でも光輝いてダイバーの首を飾ってくれる。

 

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■02-06 OLYMPIC200 DACOR

02-06-01アメリカDACOR社のシングルホースレギュレータである。 1960年代アメリカを代表する5大メーカーの一つであったがDACOR社は開発する器材の良さからアメリカ海軍のシーラブ計画などに多く参加して数々の名器をダイバーに提供して来た。このOLYMPIC200の2ndステージも重厚な表情がDACORらしい、外部からの衝撃を撥ね退けエアー供給機構をしかりと守り込んでいると安心が伝わってくる。私はほとんど見かけなくなったメタルヘッドの2ndステージが好きで何時もDACORを愛用している。

 

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■07-01 ダブルタンクCressi Sub

07-01-011960年代のダイビング用タンクは150kg/cm2が耐圧の主力であった、少しでも長く潜水しようと考えるとタンクを大きくするか本数を増やす方法が考えられた。このCressi-subのタンクも8Lのタンクを2本繋げたダブルタンクである。左にリザーブバルブがついている。リザーブバルブとは残圧が30圧を切ると一度空気が止まりリザーブバルブを開くと残りの30圧が使える(予備タン方式)バルブである。今は残圧計が当たりまえだが当時のダイバーはリザーブバルブを開いて帰途についた。

 

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■07-02 検圧計 

07-02-01タンクにリザーブタブルがついている時代は潜水前にタンクの圧力を検圧計で測った。潜水中のタンクの残圧は水深と自分の空費消費量と時間から経験を頼りに予想するしかなかった。浮上のタイミングはリザーブバルブ引いて残りの圧で水面まで戻ると言ったスリリングな潜水であったと思う。今は残圧計が必ず装備されて常にタンクの残圧を確認しながらの潜水を続けることができ、安全で計画的な潜水が可能になった。

 

 

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